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わきがの原因になっているのは主に「汗」です。
といっても、すべての汗がその原因となっているわけではありません。汗にも大きく分けて二種類あるのです。まず一つはエクリン腺という汗腺から分泌される汗。エクリン腺は体全体に分布していて、暑さや運動などによって上がりすぎた体温を下げるために汗を分泌します。この汗腺からの汗はほとんどの成分が水でサラサラ。臭いもありません。
そしてもう一つがわきがの元になる汗を分泌するアポクリン腺です。腋の下や乳首などの特定の部位に分布しています。アポクリン腺からの汗は緊張など精神的な刺激によって分泌します。よく「冷や汗をかく」なんて表現を使いますが、この場合は主にアポクリン腺からの汗でしょう。
わきがの原因となるアポクリン腺からの汗も、分泌された直後には臭いはありません。しかし、わきの下に常在する細菌が大好きな有機物(脂質・たんぱく質など)をたくさん含んでいるため、酸化分解が行われ、アンモニア、インドールといった成分を作り、酸っぱいすえたようなにおいを発します。またわきの下に集中するアポクリン腺は皮脂腺や毛穴とつながっているので、汗や汚れが溜まりやすい環境といえます。
汗をかいてからにおいを発するまでは約1時間といわれています。
女性のわきがは汗や細菌だけでなく、ホルモンにも影響されるといわれています。
女性ホルモンは卵巣から分泌されます。それがアポクリン腺にも作用して、わきがが起こる原因となるのです。
また、月経周期によっても、わきが臭は変化します。排卵期や生理直前に体臭が強く感じる人が多く、更年期を過ぎると、次第にわきがの悩みが滅少する傾向があります。
その他、黒人のほぼ100%、欧米人の約7割から9割がわきがであるのに対して日本人のわきが体質は1割にすぎないことから動物性のたんぱく質や脂肪分など、食生活も原因の一つと考えられています。
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